3分間セミナー 2009年 5月14日号
■ 緑を見たときの心理
緑を見ると、落ち着いた心になります。青を見たときの心の鎮まりとは少し異なる、より精神的な導きを感じます。
自然の暮らしの中では、緑がもたらす清浄な空気の摂取と供に視野の大きな面積を占めることが多く、寒暖を感じにくい中性色としても、心をニュートラルにする働きがあるのです。
一方で、目が最も感度を発揮する色域であり、批難経路のサインカラーに使われたり、赤や黄といった誘目色と共に、信号の一色に採用されています。
身の安全をイメージしやすい色彩でもあり、入り切りの入り、進め止れの進め、開く閉じるの開くといったふうに、識別色としても安心の方向を示す色に選ばれることが多いのです。
■ 緑活用法 (子供編)
癒しのイメージのある緑ですが、人間は、微妙な緑の色の差に比較的敏感に反応します。そして、その視覚感度の良さは、色彩心理にも影響します。
例えば、緑は黄みを帯びると自然な印象を増しますが、青みを帯びると人工的な印象が増します。
風が揺らす木々の緑は、光のあたり方による色の見え方の違いで、様々な種類の緑が優しく、微妙に、スムーズに変化して見え、落ち着いた気持ちに導いてくれます。
すなわち、緑を癒しに使うには、なんとか似せた色ではなく、ズバリ本物の色が一番良いということです。
思いっきり落ち着いた気分になりたいのなら、野山の緑に触れる機会を得るのがベストですし、語り合う場面では、お互いの視野の10~15%程度に本物の緑が見えるよう、ウィンドウトリートメント(カーテンなどでの調整)したり、室内に観葉植物を取り入れるなど工夫してみましょう。

