3分間セミナー 2009年 5月12日号
■ 青を見たときの心理
青を見ると、心が鎮まります。冷静な心理で、知的・論理的思考、学術、技術といったイメージが湧き、その裏返しに、機械的印象や疎外感を生みます。
青は寒色で、視野に青が広がると、寒い、冷たい、涼しい、といった温度体感が生まれます。この心理には、「深い所の水」「冬空の風」の青と、これに触れたときの記憶との結びつきが関わります。青は、相対的に暗い色(低明度色)で、このことも体感温度を下げる一因と思われます。
心理的に収縮して見え、後退して見えます。時間の経過を短く感じる色でもあり、空間に配すれば時間を早く感じ、移動する物に配すれば速度を速く感じます。
■ 青活用法 (子供編)
小学校低学年になると、青への憧れが発生し、男女を問わずセンスのよさ(かっこよさ)を感じる色になります。
親としては、「子どもには黄、女の子には、赤やピンク」といった考えを更新することから始めましょう。
青に寒冷や鎮静の効果があることは、今や、ほとんどの人が知っています。
青の鎮静効果の活用のコツは、「戦略的に攻めすぎない!」ことです。小さな文房具のアクセントカラーは青にしても、デスクやデスクマット全体を青にしないといった節度のなかでこそ青は力を発揮します。
鎮静の心理は、何色であることよりも、色の強さや広さや組み合わせの数などに左右されやすいからです。
寝室への活用も同じで、色の寒暖を問わずトーンの低い(明度、彩度の低い)色彩を選び、眠りの前には色覚を抑える調光(薄暗く)をするといった配慮を優先した上で、青を鎮静の薬味として小さな面積で活用しましょう。
世界中で最も好まれ、海と空に象徴される青ですが、疎外感や人工的な印象を含むことから、家庭の暮らしや空間への活用には節度が必要なのです。

