3分間セミナー 2009年 5月11日号
■ 赤を見たときの心理
赤を見ると、なんだか心も身体も熱くなったような気持ちになります。「太陽の赤」「火の赤」といった知識(象徴)や経験(エピソード)の記憶が喚起されることも影響しています。
また、「血の赤」「果実・生肉の赤」といった生命力のシンボルでもあるので、赤の心理は本能的な感覚として湧き上がり、強さ激しさを伴うのです。
心理的に膨張して見え、進出して見え、視線を惹きつけ、「特別」「特異」を意識させます。同じ赤でも、黄みを帯びるか紫みを帯びるかで、印象が変化します。
■ 赤活用法 (子供編)
赤は体感温度を暖かい方向へ導きます。衣服や子ども部屋のファブリック、寝具・寝装品など、繊維製品で演出すると、子どもの好きな繊維のテクスチュア(肌触りや、見た目の材質感)と共鳴し効果的です。
赤は誘目性(目が惹かれる特性)、識別性(同様の形態の物を見分け易くする特性)が共に高い色なので、危険なもの、禁止なこと、注意すべき事柄などを子どもに知らせたり、区別させる安全色彩としても適しています。
元気のないときや落ち込んでいるときや、引っ込み事案で消極的な子供の視覚環境にも取り入れたい色です。
ここ一番の決め所や、晴れ舞台、リーダーシップをとるときのサポートカラーとしても活用してあげてください。
ただし、赤は刺激色ですので、過度の採用は情緒の不安定や視覚の低下を招くことがあります。日常の暮らしには、節度のある色面積と彩度(鮮やかさ)で使いましょう。

